【ADHD】ペアレントトレーニングのやり方はどうやって学ぶ?お金はかかる?独学は可能?
ペアレントトレーニングってちょくちょく聞くけどどうやってやるの?
どこで教えてもらえるの?
どのくらいお金がかかるの?
独学できないの?
いろんな疑問が私もありました。
今日はペアレンタルトレーニングをどのようにして学ぶのかお話していきたいと思います!
- ペアレントトレーニングってなに?
- ペアレントトレーニングのやり方は独学できる?
- ペアレントトレーニングを学べる場所や費用は?
- 独学と施設で受けるペアレントトレーニングのメリット・デメリット
- 私はどの方法でペアレントトレーニングを学べばいい?
ペアレントトレーニングってなに?
ペアレントトレーニングは、家族が子どもとの適切な関係を学び、子供の困りごと(望ましくない言動など)を解消し、できるだけ互いが快適に生活しながら成長を見守れるよう支援する家族向けプログラムです。
元々は知的障害などを持つ子供や家族のために開発されたプログラムでしたが、発達に凸凹がある子、育てにくいと感じる子、定型発達の子供でも適切な関わり方がわからない家族など、子供に適した関わり方を探すヒントとしても役立ちます。
ペアレントトレーニングのやり方は独学できる?
ペアレントトレーニングに関する書籍もいくつか発売されているので、自分が読めそうなものや口コミを参考にしてみるのもいいと思います。
価格も手ごろですし、ペアレントトレーニングとして一番少ない費用と労力で学習できます。
世の中の流れをみるとこういう類の書籍はもっと増えてくるかもしれませんね。
読んで学べるADHDのペアレントトレーニング――むずかしい子にやさしい子育
- 作者: シンシアウィッタム,上林靖子,中田洋二郎,藤井和子,井澗知美,北道子
- 出版社/メーカー: 明石書店
- 発売日: 2002/03/22
- メディア: 単行本
- 購入: 33人 クリック: 156回
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↑この本の著者は日本人ではないので一部しっくりこない部分もありますが、具体例も盛り込まれていて参考になる本だと思います。
特に未就学児を持つお子さんにオススメです。
発売は2002年とまだ世の中ではADHDが浸透していない時代の本ですが、中身については今読んでも違和感はありません。
ペアレントトレーニングに関する本の中ではかなり有名ですのでまず最初に手に取るならコチラがオススメです。
発達の気がかりな子どもの上手なほめ方しかり方 (ヒューマンケアブックス)
- 作者: 山口薫
- 出版社/メーカー: 学研プラス
- 発売日: 2010/01/19
- メディア: 単行本
- 購入: 3人 クリック: 8回
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↑本を読むのが苦手な人には読むのを挫折しないために、サクッと読めるこういう事例別のようなライトな本がオススメです。
私も先日読んだばかりなのですが、事例別なので、困っているところだけをかいつまんで読むこともできるので便利です。
ペアレントトレーニングとう明記はありませんが、紹介されている対応方法はペアレントトレーニングと大きな差異はないと思います。
堅苦しくなく、日々の子供の言動に応じてどういう対処が適切かがわかりやすく紹介されています。
ところどころイラストによる解説もあります。
ペアレントトレーニングを学べる場所や費用は?
本以外でもペアレントトレーニングについて学べる施設などがあります。
お住まいの地域によって実施状況は異なるので、「ペアレントトレーニング」「(お住まいの地域名)」などでまずは検索してみてください。
主な施設とおおよその費用については以下を参考にしてください。
- 行政機関(0~3000円程度)
- 大学(0~3000円程度)
- 病院やクリニック(0~5000円程度)※受診の場合は保険適用外のため全額負担
- 非営利団体(2000~10000円程度)
- 民間企業(2000~15000円程度)
- 個人(4000~15000円程度)
どこで実施するか、内容、時間、グループOR個人トレーニングか、講座か…で価格にバラつきがあります。
経済的な問題、子供とプログラムの相性、家族側の都合、トレーナーとの相性などにより適切な利用方法を考えて選びましょう。
うちは金銭、体力的な問題で本での独学に取り組んでます。
独学と施設で受けるペアレントトレーニングのメリット・デメリット
独学の場合
◆メリット
・費用がかからない
・自分の好きな時に学べる
・取り組みにあたって見ている人がいないのでプレッシャーがかからない
・いろいろな方法を自分で探れる
◆デメリット
・該当する事例を見つけられない
・相談や共有できる他者がいない
・思うとおりに実行できず、挫折したり悩みを抱え込む可能性がある
・子供に合わない方法で対応し続けてしまう可能性がある
・ママパパのどちらかだけ勉強し、片方は興味なしといった状況になる場合がある
(子供への関わり方にバラつきが出る)
施設で受ける場合
◆メリット
・相談、共有できる人がいて心強い
・状況に応じたアドバイスや指導を受けることができる
・モチベーションが保ちやすい
・パパママで取り組むことが多いため、お互いの認識を一致させやすい
・子供への関わり方をパパママ両方理解を深めていける
◆デメリット
・費用がかかると家計への負担がとても大きい
・施設(トレーナー)によって相性の合う合わないがある
・パパママで学ぶことが望ましいため、スケジュール調整が大変
・受講中などに子供の預かり先などを検討しなくてはいけない場合がある
私はどの方法でペアレントトレーニングを学べばいい?
ざっくりいうと、お金と労力はあまりかけられない人
⇒本かネットなどの情報を参考に取り組んでみる。正直コレだけでもできれば全然もうけものだと思います。
子供のためなら何でもする!という人
⇒施設で学ぶ。取り組みやすいと思うし、指導してくれる人がいるので子供への対応にバラつきが出にくくなると思います。
どちらが良いかというのは人によって違います。
お金を払えば良いサービスかと思いきや怪しい団体もいますし、無料でも為になる講座を開いているお医者さんとかもいます。
子供もパパママも辛くならない、無理をしすぎないことを前提に自分たちに合う勉強をすればいいと思います!
【発達障害・ADHD】日常での関わり方で意識しておくと良いコト
日常での関わり方で意識しておくと良いコト
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できるだけ比べない
私は定型発達のこと比較して、今子供がどういう状況にあるのかを冷静に受け止めることは必要だと思います。 しつけを含む関わり方の課題を見つけるという点ではむしろ比較は重要ではないかとも思います。 ただ、個別に他の子と自分の子を比べて自分の子が劣っている、遅れている、異常だとなるのは本人的にはとても辛いと思います。 私もこれは気をつけるようにしていますが、時々疲れている時やストレスがたまってしまうとついついやってしまいがちです。 そんな時は昔の可愛い写真や動画をみて、ただただ可愛かった日々のことを思い出し気持ちを高めるようにしています。
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焦らない
これも実際はなかなか難しいところです。 特に親の性格、環境によってかなり厳しくなることもあると思います。 それでも結局焦ったってどうにもならないことのほうが多いですし、私の経験上8割は裏目に出ます。 そんな時は少し冷静になれる時間や環境を作って客観的に自分を見つめて「焦ってるな…自分。」と気づくとちょっと落ち着きます。
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明確に伝える
子供には小さい時から明確に伝えるようにしています。 ADHDの特性が強い云々以前に、知育的観点からの子育てとしてあまり曖昧な伝え方はしないようにしてきました。 とくにお片付けに関しては定着が遅かったので、「お片付けの時間だよ」から「元の場所に戻す時間だよ」と伝えるようにしました。 これは私の考えなのですが、「元に戻す」という単純な言葉には「元々あった場所を思い出す・意識する」作業と「整理整頓する」作業が割と分かりやすく含まれているような気がしています。 テーブルの上にある醤油を取ってもらうといったシーンでは「お醤油とって」ではなく「テーブルの右端にある醤油を取って」と伝えています。 この場合は「依頼」「空間認識」「語彙力」「聴覚から受けた刺激からの反射」が鍛えられるのではないか?という狙いがあります。 おかげでうちの子の語彙力は3歳にしては相当高いと思います。
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見通しを持たせる
2歳くらいの頃はとても手こずりました。 予定が狂うと、息子も泣き狂うのです…。 大人が間違って魅力的な予定を一言でも言ってしまえば、取り消しても時すでに遅し…〇〇行く!!!と泣き叫び、叩き、蹴り、奇声を上げ暴れ狂うのです…。 今でも割とありますが、前よりはマシになりました。 今はそうなっても気分を変えて無理なものは無理だから、なんか違う楽しいことを考えようとか、構わないで泣かせといたり、その状況に応じてなんとかうまいコト?やっています。 子供には一日の流れや、突然の変更があり得ることをあらかじめ伝え、予定変更があっても毅然と対応するのが良いと思います。
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子供にハッとさせる言葉がけ
うちの子はよく叩く、蹴る、奇声、走り回るなどまあ困ることはたくさんしてくれます。 ハサミや割り箸をもって歩いたりとかコワイ瞬間も数十分ごとに繰り広げられます。 そんな時は「あれ?!ハサミ持ってもし転んだらどうなるっけ?」と声をかけます。 大体うちの息子は「おなかから血が出て死ぬかもしれない。死んだら生き返らない。」と…ちょっと個性的な返しをしてくれます。 ハサミを楽しそうに使って夢中になると周りが見えなくなるので、「ハサミを使うときはハサミの刃と一緒に向こう側をみて。」といいます。 何度注意してもまだ改善しませんが、夢中になりすぎてそばにいる私の眼のそばに突然は刃先が向かってきたりするんです。 あれ、本当に危なすぎて不安…。 そういう場面では「刃先と向こう側を常に見て!赤ちゃんの目に刺さったり、顔怪我したらこわいよ。」と言い聞かせています。
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視覚支援を取り入れる
言葉だけでは伝わりにくい場面で、絵カードや写真を使って視覚的に理解しやすいよう工夫をする方法があります。 一般的に視覚支援といわれるもので、絵カードなどは販売などもされています。
- 絵カードにはその状況に応じたイラストが描かれていて、自分が次に何をすべきかや、何をしてはいけないかなどがわかるようになっています。
- 商品によってイラストの内容は異なりますので、チェックしてみてください。
ソーシャルスキルトレーニング絵カード-連続絵カード 幼年版3
- 作者: ことばと発達の学習室M
- 出版社/メーカー: エスコアール
- 発売日: 2016/06/01
- メディア: 単行本
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【ADHD・発達障害・定型発達】子供の上手な褒め方について考えてみた。
上手な褒め方ってどんな褒め方でしょうか?
子供のみならず人であるのならば褒め方ることは大事なことです。
「あなたに関心があります。評価しています。そして信頼しています。」という気持ちの表れだから。
好きな人に対して人はいつの間にかこの「褒め」というのはやっています。
「いつも素敵ですねー!」とか、「それどうやってやるんですか?」とか「私もやってみます!」とか。
そういう言葉を言われると人はとてもうれしいもの。
そう考えれば子供に対しても「褒める」ということはその言葉以上に色々なことを伝えることができると考えています。
上手な褒め方を考えてみる
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心から褒める
大切なのはお世辞を言うのではなく、褒めること。
子供でも結構ウソは見抜けるものです。
特に褒めること自体が少ないと自覚がある場合は、その褒めのハードルを大人側が年齢やその子の特性に応じて少しだけ下げておくことが大切だと思います。
そして、他の子が出来るのにうちの子は出来ないから叱る、褒めないのではなく、うちの子が出来なかったことを出来るようになったという小さなアクションを見逃さずに褒めること。
うちの場合はその日の子供のテンションに応じてサラッと褒めたり、すごーい!と盛り上げたり工夫しながら褒めています。
テンションによってはその褒めが恥ずかしいらしく、悪い行動のきっかけになったりもあるので…結構さじ加減が肝心です。
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定着するまで、その行動を見逃さずに褒める
時々褒めるのではなくて、毎回褒める。
皿を下げてくれたら、それが当たり前になるまで褒める。
「お皿下げてくれるの?お母さん、助かるー!ありがとね!」
当たり前になっても褒め続けて、ほぼ定着したら「ありがとう!」だけいう。
ここには「良いことをちゃんと見てますよ」「感謝していますよ」「よく気がつきましたね」「協力(お手伝い)できたね」「相手の気持ちを考えられたね」「お片付けできたね」いろんなメッセージがこもっています。
これには子供の気持ちを高めてキープし、その良い行動を無意識に続けられる状況をつくる目的があります。
自転車の補助輪を外す時に似ていますね。
練習する⇒乗れるようになる⇒上手に運転出来るようになる⇒無意識に上手に乗れるようになる
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信頼関係のある人、一番親しい大人に褒めてもらう
いつも当たり前のようにいて、特別な対応をしているわけでもない人に褒められることには大きな価値があると思います。
例えば知らない人に「あなた凄いね!」といわれるよりも、家族に「あなた凄いね!」と言われたほうが質が高い気がしませんか?
一般的には身近な人のほうが厳しい評価をしがちですから、その人が自分を認めてくれるというのはとても大きな意味があると思います。
祖父母や先生に褒めてほしい場合は、私が「ジャイアン君、こんなこと出来るんですよ!見てあげてください!」といかにもな感じのパスを出したりもします。
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結果ではなく過程を褒める
特にADHDや発達障害の子は定型の子に比べて出来ないことが目立つことがあります。
たとえばあの子は数字が書けるのに、うちの子はかけないし、読めないとか。
そういう時は生活の中の至るシーンでそれに興味を持ったことを細かく褒めていきます。
うちの場合、時計をみていたら「いろんな数字あるけど好きなのある?」「上の!もっと右の!」とか教えてくれるので「これは3だよ。興味持ったことが素晴らしい~」とかいう感じに。
着替えが出来なければ、シャツだけ、パンツだけはければ「じゅうぶん頑張ったよ」って感じにしたり、パンツがうまくはけなくて癇癪を起しても、「頑張って偉かったじゃない!」って褒めたりしています。
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褒めを分解してみる
無事にお出かけをして帰ってくるという目標があった場合、それを全て完璧にこなすことは子供にとって難易度がかなり高いと思います。
出かける前であればご飯を食べること、歯磨きをすること、顔を洗うこと、着替えをすること…とたくさんの過程があります。
出かけるときには靴をはく、車に乗り込むまで指示に従う…
出かけ先ではルールを守る、指示に従う…
帰るまでにきちんと一人で歩く、ジュースはおうちに帰るまで我慢…などなど
分解すると褒めポイントがたくさんあります。
その子に応じて何個くらい出来ればいいか!みたいなハードルを設定しておくと「うちの子結構頑張ったかも」って親側も思えてきます。
特にお出かけするとパパママも疲れるので、イライラしたりするかもですが、子も親も「お出かけは辛かった」で終わらせないために、「お出かけしたときアレとコレとソレが出来てた!」と考えるようにして、お出かけのモチベーションも維持すると良いかなと思います。
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子供に合わせたご褒美(報酬)を設定する
言われたことがスムーズにできない子にはやっぱりご褒美という目標はわかりやすいと思います。
そして折をみて少しずつ報酬を減らし、他の目標へ本来の報酬をすり替えるようにしています。
うちはグミ大好きっ子なので、褒美(報酬)は基本グミ1粒にしています。
最初はアンパンマングミ1袋(8コ入り?)だったのですが、単価が高いのと、ぷくぷくしてきていかん!となりました。
で、途中からグミ一袋(小さいの50粒くらい?)を購入し、渡しました。
その中から好きな味を〇粒選んでいいよと。
選ぶ楽しさ、たくさんあるカラフルなグミの粒を見せることで、「アンパンマンのじゃなきゃやだ!少ない!」みたいにごねることなくうまくいきました。ただラッキーだったのかもしれませんが、子供へのパフォーマンスは大事ですね。
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叱るときのシメは褒めるで終わる
叱るときやっぱりあります。
特にうちの子みたいなのは一日の7割叱りたい勢いです。…ほんと辛(笑)。
でも出来るだけ叱るの最後は褒めるで終わるようにしています。
全部が全部ではないですが、例えば私を蹴ると叱りますが、このあとなんやかんやありまして…最後に「ごめんね」ができたら、「ごめんねできて偉かったね。痛いか蹴らないでね。」と伝えます。
そのまま逃げて他の悪いコト⇒他の悪いコト⇒他の悪いコト⇒…となるとそうもいかないときがありますが、問題を解決する意思を見せた時には褒めるようにしています。
「失敗したあとどうやって取り戻すか?」を考えるきっかけになると思うのでこれは結構大切にしています。
ADHDや発達障害にかかわらず、定型発達のコにも結構効果的なんじゃないかなって思います。
何気なく行う「褒め」も意識しながら行うことで、凄く子供がのびたり、理解したりすることもあると実感したのでこの辺りを意識すると違うかなと思います。
ご参考にどうぞ!
ペアレントトレーニング初日から効果が出る理由とは?
どうも。
もりこです。
今日はペアトレ初日から効果がでたうちのケースから、「初日から効果が出た理由」について書いてみたいと思います。
※ペアレントトレーニングについて知りたい方はコチラをご参考に。
- ペアレントトレーニングで得られる効果とは何か?
- ペアレントトレーニングは簡単に取り入れられるのか?
- ペアトレ初日から私が感じた効果とは?
- なぜ「初日」から効果を出せたのか?
- 今までの子育ては間違いだったのか?
ペアレントトレーニングで得られる効果とは何か?
ペアトレで得られる効果はざっくりというとこんなものがあげられます。
- 一日中怒鳴ることがなくなる
- 手を上げることがなくなる
- 子供が癇癪やキレる回数が格段にへる
- 子供が自発的に行動するようになる
- 子供が素直になる
- 一日の活動やスケジュールが円滑に進む
- 子供の笑顔が増える
- 家族の笑顔が増える
- 子供の自尊心や安心感が守られる
- 信頼関係が構築される
と、かなりメリット多めです。
ペアレントトレーニングは簡単に取り入れられるのか?
パパママ(または育児にかかわる人)がまずコンディションを整えておく必要はあると思います。
というのも、やること自体は難しいことではないのですが、結構な観察力と対応能力が求められるからです。
例えばお水をこぼしたとき、パパママが睡眠不足、体が疲れてて、やることもいっぱいだとどうしてもイラっとした感じが子供に伝わります。
表情や声のトーン、どんな一言を漏らすか、どんな掛け声をするか…そういうところもある程度自分で管理しなくてはいけません。
育児を行う上ではもちろん当たり前のことですが、例えばお子さんがたくさんいるとか、仕事してるとか、子供の育てにくさにエネルギーを消耗しっぱなしで育児に対して心を閉ざしかけているような状況だと結構難しいと思います。
だから一つだけ私から言えるアドバイスを…。
とにかく、子供と一緒に寝て起きよう!!!!(8時間~12時間くらい)
寝られるだけ寝よう。
2日くらい疲れて寝落ちしたフリでもいいからとにかく寝る!
そんな単純なことで翌日のパワーが全然違います。
家事なんか大人なんだから、家族なんだから起きてるほうがやる!
仕事してようが関係ありません。
子供がいる以上、パパママが親なのであって、給料が多いから、生活費あげてるから関係なく、家族として家事や育児、将来設計をする義務があります。
それしかないと思うのです。
もしお金に余裕があるなら、一時保育、外注で家事をお願いする。
甘えられる人がいるなら、子供を見てもらう。家事を助けてもらう。
それでもOKです。
体力の確保(エネルギーと精神的余裕)がこれからペアレントトレーニングやろうとしている人に一番大事にしてほしいことです。
ペアトレ初日から私が感じた効果とは?
私の経験上で言うなら以下の理由が思いつきます
- 基本怒られないから話をきちんと聞ける
- お話を聞いてくれるから余計に怒らないで済む
- 怒らないから「機嫌が悪くなる」回数が減る
- 「機嫌が悪くない」から親にイライラがうつらない
- 親がイライラしないから子供もイライラしない
- 気持ちが安定し楽しいからいろんなことに挑戦できる
- 挑戦すると成功することもあるので褒められる回数が増える
- 成功体験が増えると自信がつくからより積極的な行動にでる
- 子供の積極的な言動が親の自信や安心につながる
- 怒らないことで子供の自己肯定感や自尊心を大切にできる
- 怒らないことで親の罪悪感や自信喪失を回避できる
- 基本的に冷静に対応するので、別の対応も思い浮かびやすい
今までの毎日は負の連鎖が多かったですが、ペアトレを始めると正の連鎖が増えます。
1日中脳みそはフル回転なので、頭の疲労感は怒っていた毎日ととは変わりませんが、心のズドーンとくる疲労感は体感だと80パーセントは減るので、「明日が来るのがイヤ」というところまで病むことも減りました。
なぜ「初日」から効果を出せたのか?
これについては自分で思うことなんですけど…
「子供が求めていた度合い」×「信頼関係」=ペアトレの効果
なんじゃないかと思います。
※もちろん、子供自身がどの程度頭や心で理解できるかといった度合いにもよります。
子供がもっと自分を認めてほしい、自分をそのまま受け入れてほしいと思っている度合いに応じて、この効果がでるのは早いのでないかと思うんです。
信頼関係については、今まで子供が望む対応をしてきたか(必要な時に寄り添えたか)、どれくらい受け入れてきたか、自分の対応をどのくらい納得できてるかとかによって違うかなと思います…。
うちの場合は、とにかく最初は質でした。
それはもう初めての子だったので丁寧に、丁寧に。
(夫さんは私の世話のあまりの雑さによく驚いて怒っていたけれど、子供とのかかわり方は丁寧だったと言っていたな…)
手がつけられないってなってからは時間という量で勝負。
顔も見たくないテンションの日も、お互いガルガルしてる日も、とにかく一緒に過ごす…。
これもなんだかんだ一緒の辛い時を乗り越えたというある種戦友のような感覚で、信頼感を生んでるのかも?と思います。
今までの子育ては間違いだったのか?
基本的には子育てに間違いはないと思います。
叩くことがあれど、怒鳴ることがあれど、子供への「愛情」「期待」「願い」が底の根底にはあったはずですから。
(私が言うのもなんですが…推奨はしませんよ!!!!)
人によってはこういう言葉を「自分の都合のいいように解釈してるだけ」というでしょう。
はい、そうですよ!
でも自分の都合のいいように解釈したほうが幸せになれます。
そして「他人のネガティブな意見」程自分を不幸にするものはありませんw
できるだけスルーしていきたいところです。
この子の子育てで感じてきた愛情も、憎しみも、孤独も、人には言えないような怖ろしい感情も、それを何とか乗り越えてきた過程も、私以外の人にはわかりません。
子供も私も双方が双方の影響を大きくうけて、大きく揺さぶられるなかでなんとか生きてきました。
その過程だったからこそ生まれた反省、気づき、問題点、改善点、成長があったんです。
まだ今はその過程の途中でしかないのが辛いところですが、これからもきっと少しずつは前進するんだろうなと思います。
だから、私がやった悪いコト、息子がやった悪いコトも全てに意味があると(無理矢理でも)思うようにしてます。
ペアレントトレーニングやり方【事例】子供が悪いことをする(注意してもやめない)
子供が悪いことばかりすることよくあります。
これはADHDに関わらず全てのお子さんの成長段階に起こります。
子供が悪いことをする理由
様々な原因があると思いますが、大体こんな感じが多いと思います。
・悪いとわからないから
・悪いと注意されたことを忘れてしまったから
・悪いことを適切に注意されなかったから
・習慣的に悪いことをしていたクセがとれないから
・親の気を引きたいから
・試し行動
実は私たち大人もこういうことはよくあります。
大人の場合はこんな例が「悪いこと」に該当します。
・よくないと思いながら愚痴ばかりを言う
・お酒やたばこをのみすぎる
・甘いものやしょっぱいものを食べ過ぎる
・深夜に間食をして太ってしまう
大人になると自己責任になるので誰かにげんこつされたり、怒鳴られたりすることはありませんが、身近な人に迷惑をかけてる可能性は大です。
愚痴を聞くほうは疲れるし、飲食に関しては病気になれば世話するのは家族ですから…。
だからこう読み解くとちょっと子供を責める気持ちが減りませんか?
ペアレントトレーニングってなに?
ペアレントトレーニングは発達障害、知的障害、自閉症など発達に凸凹や遅れがある子どものご家族を対象にした子供との望ましい関わり方を学び、実践することです。
欧米で1960年代には確立されたもので、児童に関する発育に関連する凸凹や障害等については日本より2、30年先を進んでいるとよく言われています。
多分日本が相当に遅れている国ということなのですが、現実的には専門家が非常に少ないこと、それによってサポートが超不十分になること、それによって子供たちが学校という場を楽しめなかったり、不登校になったり、出来ないまま放置されることによる孤独感や劣等感が問題になっています。
ADHDなどの悪い行動をどうやって改善するか?
対応は大きく分けて4種類あります。
・注意する(叱る)して褒める
・親側のサポートで回避して褒める
・無視(過剰に反応しない)して褒める
・理由を聞いてみる(それが悪とは限りませんよ!)
「え!どうやって褒めるんだよ!褒めることないから困ってるんだっつーの!!!!」という声が聞こえそう。
や、コレ私も良く思ってました。わかります。
でも、これからご説明する内容が、パパママの間で消化出来ればたぶんお子さんググっと成長すると思います!
うちも最近意識して取り組み始めたところなので是非一緒にやりましょう!
(気付かないで実践してることも多かったですが…)
注意する事例
悪いことをした場合注意したり叱るのがまず最初のステップだと思います。それで悪い行動をやめるようであれば、そのまま続けてOKです。
やめてくれたらきちんと改善できたことを褒めましょう!
怒鳴る、叩くは望ましくありません。
この行為は改善に対する効果がとても低く、親側の悪い行為が増幅していく可能性が高いからです。
そもそも、うるさいー!って怒鳴るのもうるさいし、叩くな!といってゲンコツするのもおかしいですもんね。
(私も失敗することもありますが気をつけてます…!)
回避する事例
- パターン化されている悪いことについては、回避することで叱る行為を減らせる場合があります。
- 怒ったら叩く、蹴るがある場合⇒怒ったらすかさず「怒ってると良いことないから一回水飲も!」⇒叩かない、蹴らなかったら「怒らないで過すごせたね!我慢できたね!」
- ドタドタ走り回る⇒叱らずに抱っこして違う遊びを促す⇒歩いてるときに「走らないから静かだね!気持ちいいね!」
- テーブルに落書き⇒叱らずに紙を差し出す⇒「紙にお絵描きしたからパパに見せられるね!」
こうすれば怒る回数も減り、お互い楽しく過ごせます。
無視する事例
無視は子供の存在を無視するのではなく、悪い行為を無視することです。
もちろん命にかかわるような悪いことの場合は、捕まえて叱りますが、最後に「言うことを聞いてくれて偉かったねといいます」
【悪いこと(と理解しているだろう行為)】⇒【無視する(反応しない)】⇒【正しい行動を見つけた瞬間に褒める】
わざと子供が…
- 奇声を発する⇒無視⇒怒られてぐずぐずしているときなど「怒ってもキーキーしてないね。偉いね!」
- ドタドタ走り回る⇒無視⇒出来ているのを見かけたら「静かに歩いて偉いね!」
- 怒ると叩く⇒無視⇒怒ってるだけで叩かないとき「嫌な気持でも叩かなかったね。我慢できたね。」
- テーブルに落書きしてしまう⇒無視⇒「ちゃんと紙の中にかいてて偉い!」
- おしっこを部屋やトイレの周りにする⇒無視⇒出来ているのを見つけたら「おしっこ上手にできたね!」
うちの場合は「できた!」を増やしてあげたいので、言葉の中に出来るだけ意識的に「できた」という表現を使うようにしています。
偉いだとちょっと勘違いしちゃったらいやだなと思うので。
日本語チョイスはなかなか難しいですけどね!
理由を聞く事例
これには普段から子供をよく観察することが必要になります。
うちでもよくあります。
お父さんのご飯に突然トマトを置いたり、ふりかけをばらまく⇒父5回注意⇒息子やめない⇒父怒鳴る⇒息子泣く…とかね。
こうなったら息子も父も一日ご機嫌が崩れやすいです。
(どちらの気持ちもよくわかるよ!)
こういう時、私はワンオペから解放されるので若干余裕があります。
そして気付くのです。「もしかして、喜ばせようとしたんじゃないか?」と。
私「どうしてこういうことしたの?」
息子「だって…おいしいからお父さんに教えてあげたかった(涙)!」
私「そうか。お父さんに教えてあげようとしたのは優しいね。でも、お父さんはイヤだって言ったんだからやめたら良かったね。」
父「(息子の優しさに胸が痛む)そっか…、知らなかったよごめんね。お父さん嫌だったんだよ。でも、せっかくだから食べるね。でももうやめてね!」
…といってまた同じことは繰り返すのですが、この場合どちらかというと親の怒りボルテージが落ち着きます。
子供の良い面に気付けたりもします。
明らかにウソをついている場合の対応
ただ、年齢的に自分の都合のいいウソを言う場合もあります。
ADHDだと人によってはウソつきになってしまうということも良くあるそうです。
個人的な見解ですが、
【人によく叱られる⇒叱られたくないから都合の良いウソをつく⇒ウソをつけば叱られない⇒ウソをつけばいい】
と、本人にとってイイ結果を作ってしまった場合、それを繰り返すことで「うそつきな子」が仕上がる可能性があると思います。
小さい子は比較的わかりやすいウソをつくのでその場合は「ウソだったら怒るよ?本当のことを言ったら怒らないよ。」と宣言します。
白状したら、「本当のこと言ってくれてありがとう。偉いね。」と褒める。
ウソだと判明したら叱ります。
うちの場合は「ウソはダメ!ちょっとのウソが事件になるよ!」これだけ。
うちの子の場合「事件」=「ただ事ではない」なので、わりと理解してくれます。
その後こんな会話が展開することがよくあります。
息子「どうして事件になるの?」
私「例えば、火事だーってウソいうじゃん。そしたらうーうーって何が来る?」
息子「消防車」
私「正解。で、火事の時は一緒におまわりさんも来るの。でも火事がなくて嘘だってわかったら事件に…?」
息子「なる!」
私「正解。それで事件になったらおまわりさんは悪い奴を…?」
息子「さがす!」
私「正解!ということは君がおまわりさんに…?」
息子「檻に閉じ込められる!」
私「そう!ということは、ウソをつかなかったら…?」
息子「…大丈夫だった?」
私「そう!だからウソはつかないほうがいいよ。知ってる?檻の中はトイレに壁がないからウ○チしてるとこみんなに見られるって…」
息子「げー…ウ○チできないね。」
私「檻には住みたくないね。」
とか若干のクイズ形式で、本人の想像力を使わせながらシュミレーションするようにしています。
落ち着いてからだと、
私「実は言っていいウソもあるからこっそり教えてあげようか?」
息子「なーに!?」
私「かわいいね、おいしいね、かっこいいねって相手が気持ち良くなるウソは時々使っていいよ!みんなには内緒ね!」と小声で言っています。
個人的にはADHD要素のある息子が将来的にお世辞ひとつ言えないというのも正直怖いので、「相手が気持ちよくなるウソは時々使っていい」と言っています。
「楽しいウソならいい」というと、誰かを楽しませるために他の誰かを傷つけるといったいじめに発展するのが怖いので、あえて「相手が気持ちよくなるウソ」と表現しています。
これは我流ですが、バリエーションに悩んでいる方がいたらご参考に…。
うちの子は理解力がかなり高いほうなので、こういう会話が展開しますが、子供が混乱しそうな場合はもう少しシンプルに話す工夫が必要です。
(パニックになったら困るので)
褒め方も子供に合わせてイロイロあります!
褒め方の合う合わないもその子によって違います。
ハグが嬉しい、お鼻ちゅんちゅんが嬉しい、ハイタッチが嬉しい、ママのイイねポーズが嬉しいとか。
その子に合わせながら加えるとより良いと思います。
ADHDにおけるジャイアン症候群とはどういうコをいうのか。
まず正確にいうとうちの子はADHDの診断は降りていません。
というのも、成長に気になる点があると出生後から訴えていましたが、検診ではそういう個性の持ち主だとか、一過性のものというような受け取り方をされていて、私の不安に思っている気持ちは理解してもらえませんでした。
それから世の中から見捨てられているような気になり、以降の検診で相談したりすることが出来なくなりました。
3歳の検診で初めて会った先生がカルテを見てくれて、「その後お子さんのことで気になることはありますか?」から心理士さんとの面談、児童相談所主催の子育て広場への参加、児童デイサービスの利用を勧められ、今通所中です。
なぜADHDと決めてかかっているのか?
ADHDの要素が強めというのは子供にかかわるプロたちの見解で、先生の診断ではありません。
児童相談所や児童デイサービスのほうからも病院での診断については1年以上予約が埋まっているので、気になるようであれば就学前に間に合うよう早めに検査の予約をして下さいと言われています。
これを言われたのが2018年の年末のこと。
でもこの感じからいくとその線が濃厚ということです。
※全員にすすめているわけではないと言っていましたので…
私は生後6カ月からずっと息子に対して違和感がありました。
毎日ずっと一緒に過ごし、たくさんの関わりの中で無数のトライ&エラーを繰り返してきました。
3人分の威力をもった彼には3倍の時間と労力をかけています。
それでも成長には違和感だけがのこりました。
私は次第に自分を責める、夫を責める、子供を責めるようになっていきました。
私自身も泣き、怒鳴り、叩くといった問題行動が出始め、もう自分を完全に抑えられなくなっていきました。
そしてある日、このままではダメだと思う時がやってきます。
そうはいってもお金は皆無。
子供は預けられるような状態ではなかったから時間も作れず、昼寝もしてくれない。
旦那さんは仕事から帰るのは遅くほぼワンオペ。
私には出来ることが限られていました。
そんな中で私はあえて彼がADHDと仮定してみることにしました。
すると「すべてが私のしつけや関わり方のせいではない」と思えるようになりました。
子供に対しては「周りに迷惑ばかりかける嫌な子」から、「困った症状を抑えられない子」に変わっていきました。
プレッシャーから少し解放されたんです。
そして「子供が悪い」か「私が悪い」みたいな感覚から少し離れることができました。
何か問題が起こった時、原因を突き止めないことには問題は解決しません。
だからこそADHDなどの困りごとを抱えている子として育児と向き合うことにしています。
トラブルも多い分、育児の失敗や、私自身良くないと思う親としての言動があったりもします。
でも前よりはちょっと成長した息子と、ちょっと進化した母は毎日ぶつかりつつも前よりは少し楽しく毎日を送れるようになった気がします。
ADHDとは?
大きく分けて3種類、不注意、多動性、衝動性があげられます。
- 不注意とは?
・大人の指示に従えない
・集中や集中を維持することができない
・行動に一貫性がなく、Aをやっている間に、Bをやりだし、Cに手をつけ始めるといった行動をする
・相手が話している最中に上の空になったり、違う話をしたりしてしまう
・忘れ物が多い
- 多動性
・落ち着きがなく、じっと椅子に座っていられない
・おしゃべりしすぎで周りの人を困らせたり、迷惑をかけてしまう
・常にそわそわしている
- 衝動性
・結果を想像せず(できず、できていても)危険な行動に走る。
・順番が守れない
・集団でルールに従わずに自分のやりたいように振舞ってしまう
・他人の言動を妨害してしまう
・癇癪を起したり、キレやすい
・自分の思う通りに行かないと叩いたり、暴言を吐いてしまう
ジャイアン症候群とは ?
医学用語ではなく、司馬理英子さんという方が提唱している造語で「ジャイアン症候群」「のび太症候群」といい、どのような特性が優勢かをジャンル分けする為に使われる言葉です。
現在では精神科医でも「ジャイアン型」「のび太型」の分類を使用している人もいます。
ADHDになる原因は?
遺伝的影響を受けやすいとも言われています。
利用している児童デイサービスでも家族に同様の人はいるかと最初に確認されたので、ある程度大まかには原因の特定が出来るのかもしれません。
うちの場合は旦那さん方のお父さん、旦那さんのおにいちゃん、旦那さんがそういう傾向があったとは聞きますが、本人たちは今現在になっても確認する気もなさそうです。一応みんな普通に就職し、普通に結婚しています。原因とは言いませんが、かなり濃厚とは思ってます。
旦那さんもしくは自分に不安要素がある方は、原因追求ではなく、是非「自分のため」に受診するといいです。
自分を受け入れることで、子供も受け入れられることが容易になると思いますし、自分の生き方についてももしかしたら変わるかもしれないからです。
一般的によく誤解されがちですが、「しつけによるもの」「愛情不足が原因」ということはありません。
前頭前野の働きや、神経伝達物質による影響があると考えられていますが、なぜ発生してしまうのかについては不明です。
また、一説にはADHDは人間最古の時代までさかのぼった場合、狩猟(捕食)をおこなうためにはどの要素も必要であり、当時であれば優勢遺伝だと考えられたという意見もあります。
例えば…
衝動性の強さ⇒獲物をすぐに獲得するために必要だった、パートナーを得るために喧嘩に強くある必要があった、リーダーでいるためにある程度自分を大きく見せる行為が必要だったとかです。(多くは男性ですが、女性でもコミュニティー内の強さでは必要だったと考えれば納得いきます。)
ただ、この情報を聞いた際に、不注意と多動性について関連するようなことは効かなかったので、納得する面もありつつ、この2点については後発的なものなのか???とちょっと不思議に思います。
そもそも私って育児が下手だったのか?
生後6カ月を過ぎた頃からは少しずつ怪我が増えたり、事故になりそうな瞬間、絶望的な気持ちにさせられる時、全然寝ないとき、叩く蹴る噛むなどが出てきて、周りのママからも子供からもあまりよく思われていなかったように思います。
代わりに謝ること、近づかないようにすること、迷惑をかけないようにすることで精いっぱい。
1~2歳はほとんど外に遊びに行くこともなく、人の少ない公園を選らんで遊んだり、散歩したり、家で遊んだりするほとんど引きこもり状態でした。
お出かけすれば、ベビーカーから抜け出す、歩く、走る、ベビーカーのタイヤをふんで進めなくする、体重をあちこちに向けるので横転しそうになる、叫ぶ、怒る、アレよこせ、コレよこせ、疲れた、ぐずりといった望ましくない行動が分刻みのスケジュールで押し寄せ、たどり着くまでに私が息絶えそうな気持ちになっていたので、遊びに行くことが苦痛でした。
仮に友だちと子供たちに会いに行くとしても、その過程を踏んだ後に、子供たちのものをとる、叩く、一緒に遊ばないで私のそばに来る、かまわれないからぐずりだす、放置すると悪いことをする、わめく、怒る、泣く、私を叩く、おなかすいた、帰る!…というのが繰り返されるので友達との会話も全く成立しませんでした。
3時間一緒にいて短い会話3つくらいの会話が精いっぱい。
友だちと大勢で集まる場合は、私は子供から離れられないので子供たちの世話係になり、友だち同士は楽しそうにあれこれ話している姿ばかりをみていました。
ちなみにうちの子1人、追加で割と穏やかなタイプの3人一緒に見るとかとても楽しかったです。
児童デイサービスでは「お母さん以前保育士さんですか?」とか、友人や親せきからも「子供の扱いとか対応がうまい」とか、「(一緒に遊んでいるコ)全員がもりこの子みたい!!」とかよく言ってもらいました。
この言葉は私にとっては本当に嬉しかったですし、自分の自信を少し取り戻せた魔法の言葉になりました。
だから、育児が下手だとは思ってはいません。
ちなみに私、一人っ子で将来の夢はお嫁さん。
子供を持つことが夢だったので、中学生のころからすくすく子育て見たりして色々な育児の方法について勉強していました。そういう知識や私だったらこうするなというアイディアが今の自分に活きているなと思います。
うちの子はジャイアンそのもの。それ以上はあっても、それ以下はない。
はじめまして。
私はジャイアンな子を持つ1児の母です。
うちの子は1人ですが、おそらく彼の中には多分3人分の何かが体に住んでいるのではと睨んでいます。
というのも、彼の持っているパワーは尋常ではないからです。
本気を出せば大人3人がかりでも平気でなぎ倒せます。
嘘でしょ?って思いますよね。
いえ、本当です。
本当にあった怖い話
彼が風邪をひいて点滴を受けた2歳半くらいの時の話。
なんかやだなー…ぜったいくるなー…って思ったんですよ。
稲川淳二的に言うと。
息子くんは点滴を用意し始めたのを察知して泣き叫び大暴れをし始めました。
こういうのは割と毎度のことでした。
私と看護師2人の大人3人がかりで必死に押さえ込んでいました。
点滴を担当の看護師さんも他に1人いました。
計4名の大人v.sジャイアン
点滴の針を入れるまでに、暴れすぎてベッドはどんどん動く、ミシミシパキパキ言う、超音波級の声で泣き叫ぶ、手足をバタバタさせながら蹴るわ叩くわの大騒ぎでした。(本人に悪意はありません。本人的には正当防衛です。)
確認されただけで負傷者3名(1人はみぞおちキック、1人は胸にパンチ、私は顔面を蹴られ眼鏡が落ちる)という恥ずかしい事件となりました。
その時ある看護師さんは
「(この力は)小学生並みですね…!2歳でしたよね?」
親としては「痛かったですよね!本当にすみません!」しか言うことないです。
恥ずかしすぎてできれば毎回病院変えて過ごしたいくらい…。
でもとても良い先生で親切丁寧に対応してくださるので、生まれてからずっと通わせてもらってます。
私が先生なら、看護師なら、受付なら「二度とこないでほしい患者リスト」に入れてると思うので、嫌な顔をされていようが本当にみなさんには感謝と申し訳ないの気持ちしかないです。
ウチの家族構成とプロフィール
初めに家族の簡単なプロフィールを。
- 息子くん3歳。(職業ジャイアン)
趣味はブロック、プラレール、粘度、動画。
ルーチンは寝る前の読書です。
得意なのは人の気を引くこと。
大人の気を引けないと注意をひくために悪いことばかりします。
- 私34歳(職業ノマドワーカー)
趣味は音楽と本。
究極のネガティブ&リスクを考えてばかりの超保守派。
- 夫くん34歳(職業SE)
趣味はほとんど撮らないカメラ。
撮れない理由は息子がいると大変だから。
性格はポジティブ、マイペース、空気読めない(自称?読まないだけ)。
・私の母56歳(職業販売員)
趣味はグチ。
真面目、愛情深い母親らしい母親。
一方で悲観的、不満ばかりかかえる心配性です。
・犬(チワワ)オスの老犬
趣味は豚耳をかみかみすること。
残りわずかな時間の中でいかに人間の食べ物を食い倒すかを考えること。
こんな感じです。
うちはどうしようもない家族?
こうやって書くと家族構成からしてやや問題アリに見えますよね。
標準的で、模範的で、素敵な理想の家族像と比較すれば、たぶん問題アリです。
でも私はこれこそが人間だと思っています。
家族全員が世間の理想とするような人間であることはないし、そうなる必要もありません。
でないと、この「いかにもジャイアン的な息子」を完全否定しながら育てていくことになるし、そうすることは私たち自身が自分を否定することになるからです。
だから今はこれでいいんだと思っています。
お互いを認めながら、お互いを注意しながら視点を変えたり、やり方を変えたり、思考を変えていけばいいからです。
私がブログを始めた目的
私がブログを始めた理由はざっくりと5つ。
- 同じ悩みを持つママの存在を感じ会える場所を作りたいから
- ママの居場所を作りたいから
- ままの孤独感を少しでも取り除きたいから
- 育児のヒントがあれば実践してほしいから
- 私の頭と心の中を整理するため
多分私みたいにジャイアンな子持つママ、根が真面目なママ、周りの空気に敏感なママ、金銭や精神や時間的な余裕がないママは相当消耗してると思います。
苦労を想うだけで胸がキュンとなります。
どうか「辛い!」「助けてほしい!」を感じたらトイレに逃げ込んで読んだり、寝る前に読んだりしながら一緒に毎日をサバイブしていけるようなブログに育てたいです。
今日はまだ新品の気持なので固めなキャラっぽくなってますが、本当は相当のうみそも心もゆるい人間だということだけあらかじめ告白しておきますね!